日毎に、信じられない状況になっていく中で、


私たちは、静かなそして強い内なる覚悟を、


誰もが胸に秘めているのであろうと思えるようになりました。



もう悲惨過ぎて、祈るだけの何の手立てもなく、


休憩時にしかテレビを付けないようにしました。




その中で、見た光景に心打たれました。


体育館の避難所で、


5日ぶりに再会した母娘が抱き合っている場面が映し出され、


その時、周りの方々が拍手をしていたのです。


毛布にくるまって座っているお年寄りの方も笑顔でした。



生死の分かれ目を経験し、


避難している、こんな時にも、


人の幸せを祝福している姿は神々しいものがありました。



ある中学校では、


中学生が自主的にボランティアをしていました。


子供たちと遊び、お年寄りの話し相手をしたり、


ヘリコプターで運ばれてきた人の介助をしたり、


そして、笑顔で物資を運んでいました。



もちろん、自分たちの家も失い、


身内に不明の方がいる子供もいるのです。


避難所で、新聞紙で千羽鶴を折る幼い子供たちもいました。



現地で救助をする人たち。


医師、看護婦、市町村の職員…


みんな自分たちの使命を果たそうとしている。




これらの姿からは、


静かで強い「内なる覚悟」が見えます。


きっと腹の底で、


全てを受け入れているのでしょう。


どれもが、神々しい姿です。



生を受けて誰もが与えられている自分の使命を果たしているのですね。



それは、誰かの力になりたい、


どんな状況でも、人々の幸せを望む。


そんな、宝物を誰もが持っているのです。



静かに内なる覚悟を秘めて、


この事態を受け入れている私たち。



私も、自分に与えられた恵みに感謝して、


目の前にある自分の使命を果たしていこうと思います。



私を気遣い、温かい言葉をかけてくださる友人。


言葉にならないエールを送ってくださっている友人。


本当にありがとうございます。



息子は、会社の指示で仙台から東京に向かいました。



今すぐにでも会いたい。


息子に今すぐにでも会いたい。


彼のぬくもりを感じたい。



でも、日本の大危機のど真ん中で踏ん張っている息子を誇りに思い、


大阪から祈りと共にエールを送っています。



今日もありがとうございます。



◇心を休めてくれる花たち◇
お花を見るとホッとします。