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Wednesday, October 15, 2008

夢中になった証。



昨日のNHKの「プロフェショナル」は柳家小三治さんでした。

高校生の時に落語に興味を持ち、校長先生をしていた父親の反対を押し切って、落語の世界に入ってきたとのことです。

柳家小三治さんを見ていると、「特別な事をしていないよ」、「目の前の遣るべきことを一生懸命しているだけだよ」って姿勢が伝わってきて、それが余計に小三治さんのすごいところだと感じたのです。

人は、周りから評価されると、「そうなんですよ。こんな考え方でこうしています。」と話し、信念を貫いてきた姿勢を見せるところがありますが、小三治さんは違う。

「こうして遣りぬいた」ではなくて、「こう思うんですよ」って、言葉ではなく、彼の背中でそれを見せてくれるような気がしました。

ビジネス的に見たら、説得力はないかも知れない。
でも、心が動かされる、小三治さんの生き方が、体全体から滲み出ていたような気がします。

「すごい」の一言。

偉大な人はパフォーマンスは不要です。多くを語らずとも、人の心を動かせる。 素晴らしい。
自分の職業に誇りを持ち、苦しみ、戦い、自問自答してきた証でしょうね。

師匠に「お前の噺は面白くねえ」と言われても、辞めたいと思わずに、その言葉を受け入れて、「何故なのか・・・どうしたらいいのか」と、その言葉と共に生きた部分もあったのでしょう。

18歳で自ら選んだ落語の世界で68歳の今もなお、自問自答し、進化し続ける小三治さんの落語。

小三治さんが思うプロフェショナルとは「今のことで夢中」
彼らしい言葉です。

夢中になれることに出会えた。夢中になることが出来る。無我夢中。
「夢中」っていいな。

小三治さんの生き方に、しばし胸が詰まりました。
柳家小三治さんの落語は彼の人生そのものでしょう。


◇小三治さんは重度のリウマチを患っているにも係わらず、
落語を続けている姿にも勇気を頂きました。

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