最近のお出かけはちょとウキウキするのです。

それは、母が毛糸で、マフラーと帽子、それに可愛いリボンの飾りを作ってくれたからです。


母は器用でお裁縫にお料理、それに手編みが得意です。

私からするとプロも顔負けだと思っています。


機械で編んだような目の細かいものも、難しい柄でも、

出来上がりだけを頭に描いてスイスイと編んでいきます。


お正月に実家に行ったとき、母が自作の帽子とセーターを着ていて、

あまりにもよく似合っていたので私も欲しくなりました。



子どもの頃は母の手作りのセーターや服を着ていて、

それが懐かしく、ちょっと甘えたい気分になってお願いしたのです。



ちょうど、1月の半ばに母の近くにある大学で授業があり、

母宅に寄る事にしていましたら、

母はその日に間に合うようにせっせと編んでくれていました。

午前中に講座が終り、

夕方の京都の大学での授業までの数時間を母の家でのんびりしました。


その日はとても暖かで、

日差しが注ぐリビングで椅子に腰かけてウトウトと居眠りをしました。



その横で母が、帰るまでに間に合うようにと、

余った毛糸でコートの襟に付ける可愛いリボンを編んでくれました。



な~んの心配もいらない、母と二人の穏やかな時間でした。

私の心は愛で満タンになったのです。


「こんな時間から京都まで行って、大学は何時まで授業?」

「22時前までかかるよ。家に帰るのは、23時を回るかも」

就活対策で、学生達は遅くまでの講座に参加するのですから、
私も気合いを入れなければなりません。


「心配やから家に着いたら電話ちょうだい」

「・・・分かった」



こんな年齢になっても、娘は娘で母は母なのです。


出かける度に、愛されてるなって、、、


暖かいマフラーと帽子から感じ、


私の心は愛で溢れるのです。


ありがとう。



◇私のお気に入り♪◇

真っ白なマフラーと帽子
コートの襟元に付けた毛糸のリボン