子どもの心があれば、何だって出来る!

そう思わせてくれた人がいました。


無邪気に好奇心を持って取り組むその姿に、

私も何だって出来そうな、そんな勇気を持たせてくれた人がいました。


その人が、努力を惜しまない人であることも知っていました。

その向こうにある喜び、お客様の笑顔、目指すものがそこにある

そんな達成感を知っていたからでしょう。


中村勘三郎さん

今朝、地下鉄で男性が読んでいたスポーツ紙一面に、

「歌舞伎界の革命児 逝く 」とありました。


私が勘三郎さんに惹かれたのは、

確実に歌舞伎界の歴史の1ページを飾るであろう「ニューヨーク公演」を

成功させた時のドキュメント番組を観てからです。


公演に向けての英語のセリフの勉強。

揺るぎない家族の結束と自らを信じる力。

彼を愛しサポートする人たち。


このチャレンジに、不安や恐れがなかったはずはないであろうに、

それを越える勇気、それを貫く信念。


批判の声も聞かれた歌舞伎界でのチャレンジ。

「コクーン歌舞伎」「平成中村座」など、

また、海外での公演などで、歌舞伎の世界を大きく広げた勘三郎さん。


愛嬌のある好奇心旺盛なキラキラ光る目で話す彼の顔を思うと

勇気をもらえていた私でした。


「父を忘れないで下さい。」

長男である中村勘九郎さんの言葉。

亡くなった日の夕方の襲名公演での口上の中の一言です。


忘れないよ。

勇気をもらうよ。


大きなお役目を果たされましたね。

私も信念を持ってチャレンジしていきます。

ありがとう、忘れないよ 勘三郎さん。